Vol.3 「べにふうき」ーおいしさだけでない、科学的アプローチで飲む品種茶ー

Vol.3 「べにふうき」ーおいしさだけでない、科学的アプローチで飲む品種茶ー

「べにふうき」とは?

「べにふうき」は、紅茶品種(アッサム系)の「べにほまれ」と緑茶品種の「枕Cd86」をかけあわせて作られた希少な品種。他のお茶の品種とくらべて、健康に役立つ栄養成分が非常に多く含まれているのが特徴です。特にメチル化カテキンを豊富に含むことで知られ、抗アレルギー作用が期待されることから、花粉症対策などで注目されています。

 べにふうきの効果

  • 花粉症の軽減 - 鼻づまりやくしゃみ、目のかゆみなどのアレルギー症状を和らげる 作用が報告されています。
  • 抗酸化作用 - カテキンを含むため、抗酸化作用が期待でき、健康維持に役立ちます。
  • 抗菌・抗ウイルス作用   通常の緑茶と同じく、抗菌・抗ウイルス作用もあります。

 

メチル化カテキンの効果

メチル化カテキンは、アレルギー反応の直接の原因となる「ヒスタミン」の放出を抑制する効果があるとされ、花粉症やアトピー性皮膚炎の軽減に期待されています。

また、他のカテキン類と比べて体内への吸収率が78倍も高いうえに、体内に残りやすいため、効果が持続しやすいのも特徴です。そのためアレルギー反応に対する抑制効果が高く、花粉などによる目や鼻の不快感を軽減します。

 

どんなふうに飲む?

「べにふうき」は、もともと紅茶用の品種なので和紅茶としても販売されていますが、紅茶にすると酸化酵素の働きで、メチル化カテキンが消失しまうので、アレルギー症状の対策として飲む場合は緑茶を選ぶ必要があります。また、メチル化カテキンの成分は葉の部分から抽出されるので、茎茶では効果がありません。

 

飲み方のポイント

1. ティースプーン1杯(2-3g)を高温のお湯で淹れる

最も効果の高い飲み方は、2-3gの茶葉を5分程度煮出すのがよいですが、苦みが強くなるため、高温で30秒程度浸出するのが一般的です。

2. 1日2〜3回、継続して飲む

花粉症対策には継続的に飲むことが大切。症状が出る1.5か月前から飲むと効果が期待できます。

 

飲みにくいと感じる時は.

渋みや苦みが強いため飲みにくいと感じることがあります。飲みやすくする方法をいくつか紹介します。

◆抽出時間と温度を調整する

  • 低温(7080℃)で短時間(30秒〜1分)抽出する: 渋みのもとであるカテキンの抽出を抑えられ、マイルドな味に。
  • 二煎目・三煎目を楽しむ:一煎目はやや渋めでも、二煎目以降は味がまろやかになります。

アレンジして飲む

  • はちみつや黒糖を加える:ほんのり甘みを加えることで、渋みが和らぎます。
  • レモンやゆずを加える:柑橘系の酸味がカテキンの渋みを和らげ、さっぱりした風味に。
  • ミルクを加える(ミルクティー風):カフェインが少なめのため、ミルクと合わせても飲みやすくなります。

冷やして飲む(アイスティー)

  • 冷水でじっくり抽出(68時間):渋みが少なく、スッキリした味わいに。
  • ホットで淹れたものを冷やす:渋みが強い場合は、水で薄めると飲みやすくなります。

ほかの茶葉とブレンドする

  • ほうじ茶・玄米茶とブレンド:香ばしさが加わり、飲みやすくなる。
  • ルイボスティーやジャスミン茶と合わせる:独特の香りが渋みを和らげる効果あり。

 

 Tokyo Leavesの「べにふうき」は、緑茶の中でも珍しい釜炒り製法で香ばしい香りが特長です。アレルギーで辛い症状の時だけでなく、気分がモヤモヤするとき、風邪の予防などにもお楽しみいただけます。

ブログに戻る