TOKYO LEAVES
【Tokyo Leaves】2025 Japanese Organic Sencha KATSUMI 15
【Tokyo Leaves】2025 Japanese Organic Sencha KATSUMI 15
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「在来」とは、その土地固有の種から作られたもので、KATSUMI15はその在来種のBest or the bestです。静岡県のお茶100選にも選ばれていますが、生産量が少ないため、幻の有機茶と言われています。
丁寧に作られた茶葉は、針のように細く光っていて、そのままポリポリと食べても口の中に風味が広がります。多めの茶葉(2-3tsp or 5g)と低めの温度のお湯(70℃)で淹れると、鼻をすっと抜ける爽やかな香りがします。薄く透きとおった水色の割にインパクトのあるうま味が印象的。 通常、煎茶は2煎から3煎で味が消えていきますが、このお茶は順に温度を上げて、4煎~7煎まで楽しめます。
50g入り。
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Vol. 5 べにふうき 科学的アプローチで飲むお茶
おいしさだけではない、科学的アプローチで飲むお茶 「べにふうき」とは? 「べにふうき」は、紅茶品種(アッサム系)の「べにほまれ」と緑茶品種の「枕Cd86」をかけあわせて作られた希少な品種。 他のお茶の品種とくらべて、健康に役立つ栄養成分が非常に多く含まれているのが特徴です。特にメチル化カテキンを豊富に含むことで知られ、抗アレルギー作用が期待されることから、花粉症対策などで注目されています。 べにふうきの効果・効能 花粉症の軽減 - 鼻づまりやくしゃみ、目のかゆみなどのアレルギー症状を和らげる作用が報告されています。 抗酸化作用 - カテキンを含むため、抗酸化作用が期待でき、健康維持に役立ちます。 抗菌・抗ウイルス作用 - 通常の緑茶と同じく、抗菌・抗ウイルス作用もあります。 メチル化カテキンの効果 メチル化カテキンは、アレルギー反応の直接の原因となる「ヒスタミン」の放出を抑制する効果があるとされ、花粉症やアトピー性皮膚炎の軽減に期待されています。 また、他のカテキン類と比べて体内への吸収率が7~8倍も高く、体内に残りやすいため、効果が持続しやすいのも特徴です。そのため、アレルギー反応に対する抑制効果が高く、花粉などによる目や鼻の不快感を軽減します。 どんなふうに飲む? 「べにふうき」は、もともと紅茶用の品種なので和紅茶としても販売されていますが、紅茶にすると酸化酵素の働きで、メチル化カテキンが消失しまうので、アレルギー症状の対策として飲む場合は緑茶を選ぶ必要があります。また、メチル化カテキンの成分は葉の部分から抽出されるので、茎茶では効果がありません。 飲み方のポイント 1. ティースプーン1杯(2-3g)を高温のお湯で淹れる 最も効果の高い飲み方は、2-3gの茶葉を5分程度煮出すのがよいですが、苦みが強くなるため、高温で30秒程度浸出するのが一般的です。 2. 1日2~3回、継続して飲む 花粉症対策には継続的に飲むことが大切。症状が出る1.5か月前から飲むと効果が期待できます。 ■飲みにくいと感じる時は 渋みや苦みが強いため飲みにくいと感じることがあります。飲みやすくする方法をいくつか紹介します。 1....
Vol. 5 べにふうき 科学的アプローチで飲むお茶
おいしさだけではない、科学的アプローチで飲むお茶 「べにふうき」とは? 「べにふうき」は、紅茶品種(アッサム系)の「べにほまれ」と緑茶品種の「枕Cd86」をかけあわせて作られた希少な品種。 他のお茶の品種とくらべて、健康に役立つ栄養成分が非常に多く含まれているのが特徴です。特にメチル化カテキンを豊富に含むことで知られ、抗アレルギー作用が期待されることから、花粉症対策などで注目されています。 べにふうきの効果・効能 花粉症の軽減 - 鼻づまりやくしゃみ、目のかゆみなどのアレルギー症状を和らげる作用が報告されています。 抗酸化作用 - カテキンを含むため、抗酸化作用が期待でき、健康維持に役立ちます。 抗菌・抗ウイルス作用 - 通常の緑茶と同じく、抗菌・抗ウイルス作用もあります。 メチル化カテキンの効果 メチル化カテキンは、アレルギー反応の直接の原因となる「ヒスタミン」の放出を抑制する効果があるとされ、花粉症やアトピー性皮膚炎の軽減に期待されています。 また、他のカテキン類と比べて体内への吸収率が7~8倍も高く、体内に残りやすいため、効果が持続しやすいのも特徴です。そのため、アレルギー反応に対する抑制効果が高く、花粉などによる目や鼻の不快感を軽減します。 どんなふうに飲む? 「べにふうき」は、もともと紅茶用の品種なので和紅茶としても販売されていますが、紅茶にすると酸化酵素の働きで、メチル化カテキンが消失しまうので、アレルギー症状の対策として飲む場合は緑茶を選ぶ必要があります。また、メチル化カテキンの成分は葉の部分から抽出されるので、茎茶では効果がありません。 飲み方のポイント 1. ティースプーン1杯(2-3g)を高温のお湯で淹れる 最も効果の高い飲み方は、2-3gの茶葉を5分程度煮出すのがよいですが、苦みが強くなるため、高温で30秒程度浸出するのが一般的です。 2. 1日2~3回、継続して飲む 花粉症対策には継続的に飲むことが大切。症状が出る1.5か月前から飲むと効果が期待できます。 ■飲みにくいと感じる時は 渋みや苦みが強いため飲みにくいと感じることがあります。飲みやすくする方法をいくつか紹介します。 1....
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Vol. 4 日本茶の淹れ方 煎茶編(動画)
1:沸騰させたお湯を湯のみに注ぐ。(各120ml程度)2:煎茶を急須に入れる。(1人分につきティースプーン1杯が目安)3:湯のみのお湯を急須に注ぐ。(70-80℃に冷ます)4:60-90秒待ってから、静かに湯のみに注ぐ。5:湯のみに少しずつ順番に注ぐと、お茶の濃さや量をちょうどよく注ぎ分けられます。6:急須を振らず、優しく最後の一滴まで注ぐことがポイントです。 丁寧に淹れたお茶で豊かな時間をお楽しみください。
Vol. 4 日本茶の淹れ方 煎茶編(動画)
1:沸騰させたお湯を湯のみに注ぐ。(各120ml程度)2:煎茶を急須に入れる。(1人分につきティースプーン1杯が目安)3:湯のみのお湯を急須に注ぐ。(70-80℃に冷ます)4:60-90秒待ってから、静かに湯のみに注ぐ。5:湯のみに少しずつ順番に注ぐと、お茶の濃さや量をちょうどよく注ぎ分けられます。6:急須を振らず、優しく最後の一滴まで注ぐことがポイントです。 丁寧に淹れたお茶で豊かな時間をお楽しみください。
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Vol. 3 日本茶の種類 奥深い一杯の世界
私たちが普段飲んでいる日本茶。その種類は実にさまざまです。茶葉はすべて**同じ「チャノキ」**から作られますが、栽培方法や製造工程の工夫によって、香りも味わいもまったく違った表情を見せてくれます。今日は、日本茶の代表的な種類を整理してみましょう。 日本茶の基本は「蒸製緑茶」 日本茶には大きく分けて不発酵茶(緑茶)・半発酵茶(ウーロン茶)・発酵茶(紅茶)の3種類があります。緑茶には蒸して作る「蒸性緑茶」と「釜炒り緑茶」がありますが、日本茶の基本は煎茶を代表とする、蒸し性の緑茶です。摘み取った茶葉をすぐに蒸して酸化を止めることにより、鮮やかな緑色と爽やかな香りが保たれます。 蒸製緑茶の種類 煎茶(せんちゃ) 最も一般的な日本茶で、生産量の約7割を占めます。茶葉を蒸す時間によって、浅蒸し、中蒸し、深蒸し煎茶に分けられ、色味や味わいが大きく異なります。浅蒸しはにごりのない美しい色でさらりとした飲み口に、深蒸しは生葉の蒸し時間を2倍~3倍長くすることで渋味が抑えられ、色も味わいも濃厚になります。 玉露(ぎょくろ) 玉露の特長は、覆下栽培と呼ばれる独特かつ丁寧な栽培による濃厚なうま味と甘みです。 一番茶の新芽が育ちはじめる20日間程度、茶園を藁や黒い幕で覆い、日光を遮断することで、うま味成分であるテアニンを蓄えます。「お茶の王様」と呼ばれる高級茶で、とろりと濃厚な口当たりのほか、海苔を思わせる「覆い香(おおいか)」が特徴です。 かぶせ茶 一番茶の茶摘み前に7日程、茶樹を布などで覆って栽培した生葉(なまは)を使い、煎茶と同じ工程で製造。ぬるめのお湯で時間をかけて淹れれば玉露のような上品な味に、熱めのお湯で淹れれば渋味の残る煎茶のような味わいを愉しめます。 抹茶(まっちゃ) 玉露と同じ覆い下栽培の碾茶と呼ばれる茶葉を揉まずに乾かし、石臼で挽いたもの。茶道のように、茶筅でたてて飲む抹茶は、渋味の中に上品な旨みが広がる味わいが特徴です。日本茶の栄養素を丸ごと摂取でき、ラテやスイーツなどにも広く活躍しています。 香ばしさを楽しむお茶 ほうじ茶 煎茶や番茶を強火で褐色になるまで炒って作ります。焙煎することで生まれる香ばしい香りとあっさりした味わいで、カフェインも少なめ。刺激が少ないので、夜の飲用や子どもにも安心。 玄米茶 煎茶や番茶に炒った玄米を加えたお茶。香ばしいお米の風味が食事後にもぴったりです。番茶と組み合わせるのが主流ですが、煎茶とブレンドしたものや、抹茶入りのものなどもあり、ブレンド次第で味わいが変わります。 地域色豊かなバリエーション 番茶 晩夏以降に摘んだ大きな葉を使ったお茶で、あっさりとした味わい。関西を中心に日常茶として親しまれています。 深蒸し茶 蒸し時間を長くして仕上げることで、渋みがやわらぎ、濃厚でまろやかな味わいに。静岡や掛川が有名です。 茎茶(棒茶) 茎の部分を使ったお茶で、甘みと爽やかな香りが特徴。加賀棒茶など、地域ブランドとしても知られます。 蒸製緑茶以外の日本茶 釜炒り茶 九州を中心に作られるお茶で、蒸さずに釜で炒って酸化を止めるのが特徴。中国茶の技法にルーツがあり、独特の香ばしい「釜香(かまか)」が魅力です。 日本産ウーロン茶 近年、鹿児島や静岡などで作られ始めた半発酵茶。中国や台湾のウーロン茶に比べて軽やかで、緑茶に近い柔らかな風味を持ちます。...
Vol. 3 日本茶の種類 奥深い一杯の世界
私たちが普段飲んでいる日本茶。その種類は実にさまざまです。茶葉はすべて**同じ「チャノキ」**から作られますが、栽培方法や製造工程の工夫によって、香りも味わいもまったく違った表情を見せてくれます。今日は、日本茶の代表的な種類を整理してみましょう。 日本茶の基本は「蒸製緑茶」 日本茶には大きく分けて不発酵茶(緑茶)・半発酵茶(ウーロン茶)・発酵茶(紅茶)の3種類があります。緑茶には蒸して作る「蒸性緑茶」と「釜炒り緑茶」がありますが、日本茶の基本は煎茶を代表とする、蒸し性の緑茶です。摘み取った茶葉をすぐに蒸して酸化を止めることにより、鮮やかな緑色と爽やかな香りが保たれます。 蒸製緑茶の種類 煎茶(せんちゃ) 最も一般的な日本茶で、生産量の約7割を占めます。茶葉を蒸す時間によって、浅蒸し、中蒸し、深蒸し煎茶に分けられ、色味や味わいが大きく異なります。浅蒸しはにごりのない美しい色でさらりとした飲み口に、深蒸しは生葉の蒸し時間を2倍~3倍長くすることで渋味が抑えられ、色も味わいも濃厚になります。 玉露(ぎょくろ) 玉露の特長は、覆下栽培と呼ばれる独特かつ丁寧な栽培による濃厚なうま味と甘みです。 一番茶の新芽が育ちはじめる20日間程度、茶園を藁や黒い幕で覆い、日光を遮断することで、うま味成分であるテアニンを蓄えます。「お茶の王様」と呼ばれる高級茶で、とろりと濃厚な口当たりのほか、海苔を思わせる「覆い香(おおいか)」が特徴です。 かぶせ茶 一番茶の茶摘み前に7日程、茶樹を布などで覆って栽培した生葉(なまは)を使い、煎茶と同じ工程で製造。ぬるめのお湯で時間をかけて淹れれば玉露のような上品な味に、熱めのお湯で淹れれば渋味の残る煎茶のような味わいを愉しめます。 抹茶(まっちゃ) 玉露と同じ覆い下栽培の碾茶と呼ばれる茶葉を揉まずに乾かし、石臼で挽いたもの。茶道のように、茶筅でたてて飲む抹茶は、渋味の中に上品な旨みが広がる味わいが特徴です。日本茶の栄養素を丸ごと摂取でき、ラテやスイーツなどにも広く活躍しています。 香ばしさを楽しむお茶 ほうじ茶 煎茶や番茶を強火で褐色になるまで炒って作ります。焙煎することで生まれる香ばしい香りとあっさりした味わいで、カフェインも少なめ。刺激が少ないので、夜の飲用や子どもにも安心。 玄米茶 煎茶や番茶に炒った玄米を加えたお茶。香ばしいお米の風味が食事後にもぴったりです。番茶と組み合わせるのが主流ですが、煎茶とブレンドしたものや、抹茶入りのものなどもあり、ブレンド次第で味わいが変わります。 地域色豊かなバリエーション 番茶 晩夏以降に摘んだ大きな葉を使ったお茶で、あっさりとした味わい。関西を中心に日常茶として親しまれています。 深蒸し茶 蒸し時間を長くして仕上げることで、渋みがやわらぎ、濃厚でまろやかな味わいに。静岡や掛川が有名です。 茎茶(棒茶) 茎の部分を使ったお茶で、甘みと爽やかな香りが特徴。加賀棒茶など、地域ブランドとしても知られます。 蒸製緑茶以外の日本茶 釜炒り茶 九州を中心に作られるお茶で、蒸さずに釜で炒って酸化を止めるのが特徴。中国茶の技法にルーツがあり、独特の香ばしい「釜香(かまか)」が魅力です。 日本産ウーロン茶 近年、鹿児島や静岡などで作られ始めた半発酵茶。中国や台湾のウーロン茶に比べて軽やかで、緑茶に近い柔らかな風味を持ちます。...
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「お月見」 秋の夜空を愉しむ。
「お月見」 秋の夜空を愉む。 お月見とは、明るく美しい月を眺めて楽しむことをいいます。 「十五夜」は、1年の中で最も明るく丸い満月を見ることができる日のことで、2025年は10月6日です。 また十五夜は別名「中秋の名月」とも呼ばれ、旧暦の秋の季節の真ん中*、「中秋に見られる美しい月」を指します。 *旧暦…月の満ち欠けを基準に1年が約354日とする暦で、明治5年(1872年)12月3日まで使われていた暦を「旧暦」、それ以降に使われている暦を「新暦」と呼びます。季節に密接に関わる伝統行事は、旧暦の季節感を大切にしながら、新暦の月日に沿って行われるようになったものや、月遅れで実施されるものがあります。 お月見には何をする? お月見には、ただ月をめでるだけでなく収穫物への感謝や豊作祈願の意味合いもあります。ススキをかざり、月見団子を供えて中秋の名月を愛でる風習が今でも受け継がれています。 ススキ 本来、十五夜には収穫前の稲穂を飾る風習がありました。豊作の象徴である稲穂は、子孫繁栄の意味があります。のちに、その代用品としてススキが使われるようになりました。秋の稲穂に見立てて飾られ、収穫への感謝の気持ちを表します。また、ススキには魔よけの力があると信じられています。 月見団子 お米の粉で作られ、月の満ち欠けや満月を象徴します。お月見では月見団子を供えて作物の収穫に感謝し、これから実るものに対しては豊作を祈願します。お供えする際は、三方や皿に白い紙を敷き、十五夜にちなんで15個を盛ります。**月見団子の盛り方や個数は諸説あります。 お月見の過ごし方 月がよく見える場所にススキと月見団子、その他のお供え物を置いて観月を楽しんだ後は、お月様に感謝をして食べましょう。団子は置いておくと乾いて固くなりますから、その日のうちに食べることをおすすめします。ススキはお月見が終わった後でも、すぐに捨てる必要はありません。 お月見を愉しむお茶 月見団子は、地域や風習により様々なものがありますが、食べ方として多いのは、あんこがついている、もしくはあんこをつけて食べるようなものだと思います。また、イモやクリを一緒に食べることもあるようです。そのような、しっかりとしたコクのある味に負けない、深蒸しの煎茶はいかがでしょうか?深みのある色合いながら苦渋味はなく、お茶としての味わいを楽しむことができます。 お月見は、四季を感じることのできる日本らしい文化です。ススキや月見団子に加えて、好きなお茶を準備して満月をめでてはいかがでしょうか?
「お月見」 秋の夜空を愉しむ。
「お月見」 秋の夜空を愉む。 お月見とは、明るく美しい月を眺めて楽しむことをいいます。 「十五夜」は、1年の中で最も明るく丸い満月を見ることができる日のことで、2025年は10月6日です。 また十五夜は別名「中秋の名月」とも呼ばれ、旧暦の秋の季節の真ん中*、「中秋に見られる美しい月」を指します。 *旧暦…月の満ち欠けを基準に1年が約354日とする暦で、明治5年(1872年)12月3日まで使われていた暦を「旧暦」、それ以降に使われている暦を「新暦」と呼びます。季節に密接に関わる伝統行事は、旧暦の季節感を大切にしながら、新暦の月日に沿って行われるようになったものや、月遅れで実施されるものがあります。 お月見には何をする? お月見には、ただ月をめでるだけでなく収穫物への感謝や豊作祈願の意味合いもあります。ススキをかざり、月見団子を供えて中秋の名月を愛でる風習が今でも受け継がれています。 ススキ 本来、十五夜には収穫前の稲穂を飾る風習がありました。豊作の象徴である稲穂は、子孫繁栄の意味があります。のちに、その代用品としてススキが使われるようになりました。秋の稲穂に見立てて飾られ、収穫への感謝の気持ちを表します。また、ススキには魔よけの力があると信じられています。 月見団子 お米の粉で作られ、月の満ち欠けや満月を象徴します。お月見では月見団子を供えて作物の収穫に感謝し、これから実るものに対しては豊作を祈願します。お供えする際は、三方や皿に白い紙を敷き、十五夜にちなんで15個を盛ります。**月見団子の盛り方や個数は諸説あります。 お月見の過ごし方 月がよく見える場所にススキと月見団子、その他のお供え物を置いて観月を楽しんだ後は、お月様に感謝をして食べましょう。団子は置いておくと乾いて固くなりますから、その日のうちに食べることをおすすめします。ススキはお月見が終わった後でも、すぐに捨てる必要はありません。 お月見を愉しむお茶 月見団子は、地域や風習により様々なものがありますが、食べ方として多いのは、あんこがついている、もしくはあんこをつけて食べるようなものだと思います。また、イモやクリを一緒に食べることもあるようです。そのような、しっかりとしたコクのある味に負けない、深蒸しの煎茶はいかがでしょうか?深みのある色合いながら苦渋味はなく、お茶としての味わいを楽しむことができます。 お月見は、四季を感じることのできる日本らしい文化です。ススキや月見団子に加えて、好きなお茶を準備して満月をめでてはいかがでしょうか?
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「茶柱」一杯のお茶に浮かぶ幸運の兆し
茶柱とは? 茶柱とは、湯のみや急須に注がれたお茶の中で、茶の茎の一部が縦に浮いていることを指します。またその状態を「茶柱が立つ」と言って、縁起がよいとされてきました。 どうして茶柱が立つと縁起がよいのか? 縁起が良いとされる理由はいくつかあります。 ①茶柱が立つこと自体が珍しいため、これを「幸運の兆し」とみなす風習があります。 ②「柱が立つ」という表現から、「物事が順調に進む」「家庭や人生の基盤がしっかりする」といったポジティブな意味が込められています。 日常の縁起物としての茶柱 茶柱が立つ縁起は江戸時代から広く一般に普及したと言われています。この時代はまだ庶民に上質な煎茶はなく、茎の多い廉価な番茶を飲んでいました。何気ない日常の中で茶柱を見つけることは、特別な幸福感を与えるものとして親しまれてきたのです。 どうやったら茶柱が立つ? 茶葉に含まれた茎は、乾燥して内部に空気の穴が無数に空いています。茶葉にお湯を注ぎ、湯のみに注ぐと、この空気の穴に水分が浸透しはじめます。茎は両端から水分が浸透しますが、両端でそのスピードが異なり、どちらか一方だけが水分を多く吸収して重くなると、お茶の中で立つようになります。 このように、茎が吸収する水分バランスが片寄ったときに、茶柱が立ちます。そのため、茎全体が水分を吸収するにつれて茶柱は沈んでいき、やがて湯のみの底に倒れます。 茶柱を立てるコツ ①茶葉の中に茎の部分が入っていること(番茶、茎の部分を集めた茎茶など) ②茎が通るくらいの穴が開いた急須や、目の粗い茶こしを使うこと ③茶碗に茎が入っても、勢いよく注ぐと茶碗の中で泳ぎまわって立たないので、静かに注ぐ 茶柱にまつわる言い伝え 「七柱立ち」 茶柱が一度に7本立つことは極めて稀で、これを見ると「一生分の幸運が訪れる」とされる言い伝えがあります。 茶柱が横たわった場合は不吉なのか? 茶柱が横たわる場合もありますが、これについては特に不吉とされることはありません。 茶柱は、日常の中で小さな幸せを感じられる素敵な文化です。次にお茶を飲むときは、茶柱が立つかどうか、注目してみてはいかがでしょうか?
「茶柱」一杯のお茶に浮かぶ幸運の兆し
茶柱とは? 茶柱とは、湯のみや急須に注がれたお茶の中で、茶の茎の一部が縦に浮いていることを指します。またその状態を「茶柱が立つ」と言って、縁起がよいとされてきました。 どうして茶柱が立つと縁起がよいのか? 縁起が良いとされる理由はいくつかあります。 ①茶柱が立つこと自体が珍しいため、これを「幸運の兆し」とみなす風習があります。 ②「柱が立つ」という表現から、「物事が順調に進む」「家庭や人生の基盤がしっかりする」といったポジティブな意味が込められています。 日常の縁起物としての茶柱 茶柱が立つ縁起は江戸時代から広く一般に普及したと言われています。この時代はまだ庶民に上質な煎茶はなく、茎の多い廉価な番茶を飲んでいました。何気ない日常の中で茶柱を見つけることは、特別な幸福感を与えるものとして親しまれてきたのです。 どうやったら茶柱が立つ? 茶葉に含まれた茎は、乾燥して内部に空気の穴が無数に空いています。茶葉にお湯を注ぎ、湯のみに注ぐと、この空気の穴に水分が浸透しはじめます。茎は両端から水分が浸透しますが、両端でそのスピードが異なり、どちらか一方だけが水分を多く吸収して重くなると、お茶の中で立つようになります。 このように、茎が吸収する水分バランスが片寄ったときに、茶柱が立ちます。そのため、茎全体が水分を吸収するにつれて茶柱は沈んでいき、やがて湯のみの底に倒れます。 茶柱を立てるコツ ①茶葉の中に茎の部分が入っていること(番茶、茎の部分を集めた茎茶など) ②茎が通るくらいの穴が開いた急須や、目の粗い茶こしを使うこと ③茶碗に茎が入っても、勢いよく注ぐと茶碗の中で泳ぎまわって立たないので、静かに注ぐ 茶柱にまつわる言い伝え 「七柱立ち」 茶柱が一度に7本立つことは極めて稀で、これを見ると「一生分の幸運が訪れる」とされる言い伝えがあります。 茶柱が横たわった場合は不吉なのか? 茶柱が横たわる場合もありますが、これについては特に不吉とされることはありません。 茶柱は、日常の中で小さな幸せを感じられる素敵な文化です。次にお茶を飲むときは、茶柱が立つかどうか、注目してみてはいかがでしょうか?
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